着物レンタルを考えている方の中には、

慣れない着物姿での過ごし方に不安を感じている方もいらっしゃると思います。

 

着物着用時の立ち振る舞いのポイントを押さえておくと、

着物姿の魅力は格段にアップします。

 

 

○階段の上り下り

 

裾に注意が必要です。

裾が階段に触れず、楽に足運びができます。

持ち上げすぎて素足が見えないように注意しましょう。

 

つま先に重心をかけるようにして歩くと、自然にかかとが上がり、足が見えにくくなります。

 

階段に対して体の向きを少し斜めにすると歩きやすいです。

 

振袖の場合は、振りの袂(たもと)を重ねて左手にかけて持ちます。

 

 

○食事の時

 

食事の席では、帯とテーブルの間にこぶし1つ分のスペースを空けて座ります。

 

お祝いの席で行われる乾杯の所作は、脇を締め、

 

グラスを持つ手とは反対の手で袖の袂を軽く押さえます。

 

乾杯の所作に限らず、手を挙げる、伸ばすなどの動作をする時には、脇を広げないように気をつけて、袂に片手を添えます。

 

手を添えることで、袂を汚す心配がなくなる上、袖口が下がって腕が見えることを防止でき、所作が美しく見えます。

 

立ち振る居舞いが美しいと着崩れもしにくく、着物の綺麗な状態を保ちやすくなります。